はじめまして。
Piano Room Canoroの丸山智子と申します。

Canoroとはイタリア語で「心地の良い音色の」という意味です。

その名の通り心地の良い音色が響き渡るような空間、そして生徒様お一人お一人が心地の良い音色と音楽を楽しむ感性と心を育んでいただければという願いから名づけました。

自己紹介

少し長くなりますが、自己紹介をさせて下さい。

ピアノとの出会い

私とピアノの出会いは、非常に平凡なものです。

私が子供の頃(思いっきり昭和)は、女の子ならピアノかバレエを習うのがごく当たり前の時代でした。また、生まれた時から身体が大きく(4000gで産まれました)、幼稚園に通う年齢になっても骨太のずんぐりむっくり体型でおまけにドンくさいという子供でしたので、母も私にバレエを習わせるという選択肢は全く無かったようです。ですので、有無を言わせずにピアノを習う事になりました。

子供時代の私

習った先は、ご近所のピアノ個人教室。“思いっきり昭和”でしたので、教材は当時の世間一般のピアノ教室で使用するバイエル、ツェルニー、ハノン、ブルグミュラー、バッハ、ソナタなどごくごく普通の教材でした。

子供の頃の私は、ぼ~っとした性格(今も?)でしたので、教材に対しても先生に対しても何の疑いもなく辞めたいという感情も起こらず、ぼ~っとピアノを習い続け、気が付いたら音楽大学に入学していました。

ここまで書くと、「ぼ~っとしていたのかもしれないけれどピアノが好きで熱心に練習されていたのでしょうね」と勘違いされるかもしれませんが、そんなことは全くありません。

本当にぼ~っとしていたので、特にピアノが好きというわけでもなく、かといって嫌いでもなく、たまに「この曲は好きだな」という曲に出会う事があったとしてもそれはごく稀であり、大半は好きでも嫌いでもない曲を淡々と指を動かすだけの練習をこなし、先生からの合格赤マルをもらう事だけが歓び・・という日々でした。今振り返ると、ピアノが好きというのではなく合格するのが好きだったのでしょうね。

人生初の衝撃事件!!

大学卒業後は、大手音楽教室の講師として働き始めました。音楽教室ではグループレッスンも担当しました。そして、子供の頃からずっとピアノ個人レッスンしか習ったことがなかった私にとって、グループレッスンというのは未知の世界でした。

なにせ1時間のレッスンに約10人の子供たちがレッスンを受けにやって来るのですから

「1時間のレッスン時間で子供が10人?一人当たり6分で教えるの??」
「テキストは何を使うのだろう?バイエルを10人で弾く??」

と、本当に疑問だらけでしたが、そこはさすが大手音楽教室です、個人レッスンでは味わえないグループレッスンならではのカリキュラムが組み込まれておりテキストも素晴らしい内容でした。

何よりも衝撃的だったのはテキストに書かれてある曲を自分なりのアレンジで自由に生き生きと楽しそうに変曲演奏する子供達の姿でした。

「えっ?楽譜通りに弾かないの?」
「この子達、なんでこんなに楽しそうに弾くんだろう?」

それまでの私は楽譜通りにきっちりと弾くことしか経験したことがなかったので、フリーに演奏する子供たちの姿はまさに目から鱗でした。

「音楽ってこんなにも自由なんだ!!」

ぼ~っと生きてきた私がやっと目覚めた瞬間でもありました。遅すぎた目覚めです。

その後の私はのめり込むように10数年以上音楽教室講師として稼働しました。

勿論、決して順風満帆とは言えず、グループレッスン講師必須の即興演奏やアレンジなどは大人になって一からの勉強でしたので吐きそうになるくらい苦労しました。

子育て

高校生の一人娘の事も少し書きます。

娘も小学1年生からピアノを始めましたが、これがまた自他ともに認める練習嫌い、おまけに不器用で上達するのに恐ろしいほど時間がかかる・・という子供でした(現在もですが)。

ですので、私としては娘に

「コツコツと練習すればいつかきっと上達するので毎日練習する事が大切だ」

と伝え、練習を促すのですが・・・我が子というのは親の言う事を聞かないものなんですね。

ピアノの練習に関しては母親vs娘という構図が出来上がっていました。

今でこそ、親子バトルは繰り広げませんが、娘が小学生の頃は

「何時になったら練習始めるの?」
「全然弾けていないのに、もう練習終わりにするの?」

のセリフとともに怒りを娘に爆発させるという事が数えきれないぐらいありました。

他にも色々とここでは書ききれない苦い育児経験は多々ありますが、振り返ると、この経験をしたことによって保護者の方々の気持ちに、子を持つ母親として寄り添う事が出来るようになりましたし、今の私のレッスンに活かされている気もします。

現在

現在、高校生になった娘は少しずつですが自立への道を歩み始めています。

そして私も少しずつ活動の場を広げています。

ピアノの先生(1番大切にしています)という仕事を基軸に、女声合唱団の伴奏、リトミック伴奏、

月に1度の公立小学校での演奏(音楽ボランティア)や小中学校特別支援学級訪問演奏、高齢者施設、放課後デイサービス、障碍者施設などでのミュージックセラピー・・etc.

私にとってどの活動も様々な学びと感動を経験させていただいています。そしてこれらの活動で大いに役立っているのが、音楽教室講師時代に苦労して習得した即興能力とアレンジ能力です。

特にコードネームが読めるというのは本当に便利です。メロディさえあれば適当にコードを付けて両手で弾くことが出来ますし、アンサンブル譜に書き直すことも出来ます。「吐きそう」と愚痴りながらも苦労した甲斐があったと今さらながら音楽教室に感謝しています。

ここまで、お読みいただくと「Piano Room Canoro」教室はポピュラー音楽のピアノ教室のように勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違いますのでご安心ください。

クラシックピアノの基礎を身に着けていただく事を基軸に楽典や聴音力、コードネームの習得など幅広い音楽力を習得出来る事を目標にレッスンを行なっています。また、コンクールやグレード受験など生徒様お一人お一人に対応したレッスンを行なっています。

音楽を人生の友に・・

ぼ~っと過ごした子供時代、苦労して学んだ(人生で一番勉強しました)音楽教室講師時代、そして現在は様々な活動を通して沢山の方々との出会いと絆に感謝しながら過ごしておりますが、そこには常に音楽がありました。音楽があったからこそ充実した人生を歩んでこれた言っても過言ではありません。

「Piano Room Canoro」でご縁を結ばれた生徒様達が音楽と共に幸せな人生を歩んでいくことを心に願い、私の自己紹介を閉じたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

プロフィール

大阪音楽大学卒業後ヤマハ音楽室システム講師としてジュニア専門コース担当、また2歳児から大人まで多数グループレッスンを担当の他、ピアノ個人、エレクトーン個人コースも担当。
ヤマハ講師退職後は、育児の傍らシュタイナー教育、音楽療法を学ぶ。
横浜にて、シュタイナー教員養成基礎講座終了
アウディオペーデ(「聴く」器官の養成講座)終了

日本音楽療法学会正会員
全日本ピアノ指導者協会指導会員
関西ピアノ芸術連盟会員